【大前提】向き合うべきは夫ではない

こんにちは。鈴山ミミーです。

 

前回の投稿があまり内容のない意味不明な話だった気がして、早速、次の話を書きはじめました。笑(全然更新しないくせにね〜)

 

今回は、具体的な話をいろいろ書くにあたって、大前提となるひとつのこと。

 

 

「そもそも、夫と向き合ってはいけない」

 

 

という話を書きたいと思います。

 

 

 

 

① なぜ発達障害の夫にイライラしているのか

 

これ、毎度毎度、問題が起きるたび、感情が揺さぶられてイライラするたびに、忘れそうになるので立ち返らなければいけないことなのですが、

 

アスペルガーADHDといった特性を持つパートナーにイライラしているのは、おそらく、

 

 

そのパートナーのせいではありません。

 

 

えっ、だってあんなにひどいこと言われたのよ!あんなことだってこんなことだってあったし・・・!!!と過去のあれこれまで噴出させてしまうかもしれませんが、

じゃあ、一体誰のせいなのか?なにに苛立っているのか?というと、それは、

 

 

自分の人生の問題に向き合えていない、自分自身に苛立っているんです。

 

 

このことに私自身 気づいた時、「あぁ・・・・・」と色々と思わされました。

 

過去の記事にも度々書いたかと思うのですが、わたしは昔からなにかと「私ってなんのために生まれてきただんだろう」「こんなことするために生まれてきたんじゃないよなぁ・・・」と人生探求みたいなことを今もしながら生きているのですが、

 

21歳の頃に一度大きな人生の転換期があって、それまでの価値観とは全くちがう自分になってしまい(これは自分の中でも未だに不思議体験です・・・)、

27-8歳頃にこの人生で取り組みたいことを見つけて、今も日々、手探り進んでいる状態です。

 

参考:

suzuyama-mimi.hatenablog.com

 

 

そして、気が付いたんです・・・

 

・自分の仕事で、成果が出せていないこと

・経済的に自立できていないこと

 

にわたしは苛立っているのであって、

おそらくこれらのことをクリアしたならば、ここまで夫に対して不満を感じていないんじゃないかと。(もしくはそういう状況であればとっくに離れ離れになっている)

 

でね、こう思ったんです。

 

「この先の自分の人生体験のためには、きっと、このステージを通過しなくてはならないんだ・・・」と。

 

こうして、「自分の人生が自分の思ったものになっていないことに対する不満やイライラを、夫のせいにして感情のやり場を作っている」ことに気付きはじめました。

 

これは逆も然りで、夫がわたしに対して怒っている時というのもまた、

「夫が向き合うべき自分の人生の問題に向き合えずにいるやり場のない気持ちを、わたしに向けているんだ」

と、冷静に思えるようになりました。

 

 

 

② 人は自分の問題に向き合おうとしない

 

でも、その自分自身の問題ってなんなんだろう? 私にもある?(やっぱり私の場合は旦那のせいだと思う!)

と思われる方もいるかもしれません。

 

でも、誰しもの中にあるものだと思います。

 

ただ気付いていない、まだ見つけられていないだけであって。

 

 

ひとつ例をあげたいと思います。(長いです)

 

わたしは人と会うたびになんだか疲れてしまうのですが、長い間、一体これってなんだろう・・・(HSP的な資質のせい?)などと思いながら生きてきたのですが、最近になって、

 

みんな自分の本音が分からず、建前ばかりで話しているから、その不一致を聞くことに違和感を感じて疲れるんだ

 

ということに気が付きました。

 

もしかしたら、本当に自分のやりたいこと を探すヒントになるかもしれないので、この前あったことを一例として共有しますね。

 

・A子ちゃんとの会話

A子ちゃんとわたしは元々同じ会社で働いていて、A子ちゃんは今もまだ働いています。将来出世することは周りに分かるほど優秀で、本人もそれを望んでバリバリがんばっているんです。

今、2人目の子供を産んだあとのお休み中なので、久しぶりに会ってお茶をしたのですけど、その時に、

 

「ミミーはやりたいことやれてていいな、そういうの羨ましいなって思う」

 

と言われたんです。

 

「ミミーはあの部署での仕事は難しい、だから辞めようと思って、それからやりたいことを探しはじめたの?」

 

と聞かれたから、

 

「難しくはあったけどやれるようになっていくのは楽しかったし、実際に充実して仕事してはいたけど、このまま30年働くことを想像したら居てもたってもいられなくて、働きながらずっとどうするべきか模索していた」

 

と答えたんです。

 

そしたら、なんだかA子ちゃんをポカーンとさせてしまって・・・

 

「自分にはできないから、難しいから辞めたんだよね?」

 

とまた聞かれたので、

 

「わたしも、自分にはできないということを認めたくなくて強がってるんじゃないかって自分でも自分自身を疑ってみたりしたんだけど、そういうわけじゃないんだよね・・・できてたし、今やれって言われてもたぶんできるけど、

人よりできるからすごい!さすが!って賞賛されるのが嬉しいっていう承認欲求でやっていただけで、本当にやりたいことではないと思ったから辞めたんだよ。」

 

って答えたんです。

そしたら、A子ちゃん 「ふ、深いね・・・・・」って閉口してしまって。

 

「人よりできて、すごいって言われる以上の理由というか・・・承認欲求がなんなのかとかよくわからないけど・・・わたしは一体なにがやりたいのか分からなくて、だから会社で働き続けてるだけなんだよね。それが一番簡単だから。」

 

って返ってきたんです。

 

でね、彼女がこう言ったんです。

「でも2回も産休育休とって、世の中こういう経済状況だし、会社の昇給制度も変わっちゃったし、私はこのくらいのポジションまでしかいけない、このくらいの給料までしか上がらないっていうのが最近ますます分かってきちゃって、なんだか本当にやりたいことを探したいと思いはじめて・・・それに定年も早まりそうだし、このまま働くのはちがう気がしていて・・・」

 

なんかね、、、これを聞いた時に、わたしの中で、すごい違和感があったんですよ。

嘘ついてるわけじゃないとは思うんだけど、「・・・ん?」と、なにか引っかかるというか。

 

で、「もしさ、今 3億円、急にポーンと入ってきたらどうする?返済しなくていいし、本当にただもらえるお金。普通に暮らせば、一生働かなくてもいいと思うんだけど」(そもそもA子ちゃんの旦那さんはサラリーマンで安定収入がある)

 

って聞いたら、もうずっと、ずっと、キャリアウーマンというポジションしか取ってこなかったA子ちゃんが、質問から1秒後にこう答えたんです。

 

「今すぐ仕事やめて、田舎に引っ越して、産めるだけ子供産んで、子育てを存分に楽しむ!!!」(目が驚くほどキラキラ)

 

って。

 

それなんですよね。答えは。

会社の制度がどうとか、昇格とか昇給とか、そういうのはきっと後付けでペタペタとくっつけた見せかけの理由で、A子ちゃんの本心の本心は、

 

産めるだけ子供産んで、もしくはこれ以上産まないにしても、とりあえず子育てを存分に楽しみたい。だから会社をやめたい。

 

なんだなって、腑に落ちました。

 

 

わたしは内観が趣味みたいなところがあって、ずっと自分の心の動きとか、想いの真偽みたいなものを観察しつづけているので当たり前のように思っていましたが、

「それが本当にやりたいことなんじゃない?すぐに辞めないにしても、今からやれることなにかはじめてみたら?」という提案に、またポカーンとさせてしまったので、

 

きっと彼女自身でなにか気づいた時に動き始めるのかなぁと思いました。

 

 

 

③ 自分の本心を見つけて、向き合う

 

A子ちゃんの例でいうと(彼女はいわゆるカサンドラではありませんが)、きっと彼女の抱える日常に対する不満なんかも、その奥底には

 

「本当は子育てを存分に楽しみたいのに、バリバリ働くこと」

 

を自分が続けていることが原因なんじゃないかと思うんです。

バリバリ働くことへの憧れとか、周りから高い評価を受けている感覚を手放すのが怖くて、子育てが意外に楽しくてハマってしまっている、ここにきて見つけてしまったあたらしい自分(=本来の自分)を認めてあげられないんじゃないかと。

 

バリバリ働くってね・・・特にそれが、親戚 / 知人 / 友人に言っても尊敬されるような大きな会社なら尚更・・・それだけでなんだか安心するんですよね。

この世界の中で、自分の存在が承認されたような気分になるので。

 

(こうした、本心とは向き合わずに「人の目を気にした選択をする」というのは、この世界に用意されたトラップのように感じることが度々あります。)

 

自分の中にある本心に気が付いたならば、

家庭内でなにか問題があった時にも、「わたしがこんなに我慢して働いているんだから、あなたもこのくらいは我慢してよね!」

 

ではなくて、

 

「わたしは本当は存分に子育てしたい。働きたくないわけではなくて、子育てを優先したい。それっだったら、在宅の仕事ってどうなんだろう?ちょっとググってみよう」

「収入としてはこれくらいほしい、仕事内容としてはこういうことができるから・・・へーーこういう仕事や働き方もあるんだ」

 

と考え、動き始めることができ、これってもうただのワクワクする作業に変わってくるんじゃないかと。

 

もちろんすぐにとてもいい選択肢や候補が見つかるものではないと思うけれど、見つけようとしない限り、絶対に、100%、現状って変わらないです。

まぁしょうがないよねぇ、これが私たちの人生だよねぇって、みんなで集まって愚痴りあって気を紛らわすことになります。(こういうのを楽しむのも人生の一つだと思うので、否定しているわけではナイデス!そうしたことが合わない、現状をどうしても変えたいという方へのメッセージだということをご理解クダサイ!)

 

逆に、うーんどうだろう?これかなぁ、こういうのかなぁ、、と見つけよう見つけようと探求していると、不思議と向こうから、呼びました〜?みたいな感じでポーンとやってきたりします。

 

 

 

④ 自分自身と向き合おう(ミミー流 本心の見つけ方)

 

興味がある方は、こうした自己啓発系の関連書籍など色々調べていただいて、ぜひご自分に合うものを見つけていただきたいのですが、

わたし自身、いろいろな本や情報を元にこれまで試してみて、自分の本心(本当にやりたいこと)を探し当てるために、

シンプルにこの2つの質問を、自分に問いかけています。

 

 

1.  24時間 365日やれるなら、やりたい!やってもやっても疲れない、むしろやることでエネルギーが満ちてしまうことは?

2. 急に、3億円もらえることになった!もう働かなくていい。さあ、これからどうする?

 

 

考えたり、書き出したり、トコトンまで煮詰めないと出てこないし、「これだ〜!」と思っても、人生なんて常に軌道修正ありきなので、人生の節々でこれは自分に問い続け、見つめ直しつづけなければいけないと思いますが、

 

もし、これまであまり考えてこなかったなぁ、まだ見つかっていないなぁという方がいらっしゃったら、この機会にぜひ考えはじめてみてください。

 

 

これが見つかると、ちょっと世界の見え方が変わるかもしれません。

 

 

今回はすこし大枠の話になってしまいましたが、大前提ということで共有しておきたいので、つらつらと書きました。

日常生活の中で夫に対して湧き上がるどうしようもない感情への対応など、もっと具体的な話についてはまた次回以降書きたいと思います。

 

 

これまで、発達障害HSPといわれる特性、またカサンドラといった見方で多く書いてきましたが、最終的には、

「全員そのままで、あなたのままで完璧である」

ということを、一方的であっても、誰彼かまわず相手に思えるようになるところがきっとゴールなんだと思ってはいるんですが、

 

それにはあと100万年くらい修行が必要な気もしています。爆

 

 

人生きっと、ずっと迷いまくる。

ならば、最高に楽しめればなぁと思います。

(最近の目標は、「死んだら1秒で成仏する」です。)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

※ 自分はHSPかな・・・?という自覚がある方、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください

suzuyama-mimi.hatenablog.com