【HSP】自分が アスペルガー/ADHD とすこし似て非なると思う考察 〜概要編〜

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お久しぶりです!鈴山ミミーです。

 

あれ?梅雨入りしたけどめちゃくちゃカラッとしてるな?という気持ちのいい日が続きますが、どうか農家の方々などに影響が出ていませんようにと祈りながら、

家庭のことで心がゾンビ化して、もはや "感情" という概念を時空の歪みか何かに吸い込まれて失ったんじゃないかと思っている鈴山ミミーです。

 

さて。「HSP」とは。

アスペルガー」とは、「ADHD」とは。

いずれも人間が属性や傾向に基づいて便宜的に名付けた名称にすぎませんが、なんだか最近、「わたしはすごくすごく繊細なんです!」という謎のHSPアピールをSNSなどで見かけることがあるんですが、そういう方達の大半が、

 

アスペルガー/ADHDの傾向があるとされる発達障害の方な気がしています。

(※わたしの周りには、アスペルガー/ADHDのどちらの傾向も持っている人が多くいて、この2つを切り分けて話すことができないため、併記しています。勉強不足かもしれませんが、素人の話としてつづきをお読みいただけますと幸いです。)

 

というのも、、、本当にHSPぽい人ってそれを口にすることすら憚られて、「私はHSPだから!!!」と、まるで免罪符のように振りかざしたりしないんじゃないかなと感じるんです。

で、「なんでこの人たちは自分はHSPであるアピールをしているのか?」と思ったら、きっと「生きづらさ」とか「繊細」とかいうことを取り上げた本やネット記事を読んだときに、「自分は繊細だから生きづらいんだ」と納得して救われる人たちが多々いると思うのですが、

そこには「生きづらさ」を感じる過程が全く違うタイプの人間が、十把一絡げにされてしまっているのではないかと思うのです。

それゆえ、「生きづらい」→「そうか、私が繊細だからなのか」→「繊細で生きづらいのはHSPと言うらしい」→「周囲が私を理解するべき」・・・みたいに思っている人もいる感じがしてならないんです。

 

以前、こちらの記事(→【HSPの私が思う】HSPがアスペルガーと結婚してカサンドラになる経緯と対策)でも書きましたが、おそらくHSPである私と、受動型アスペルガー/ADHD (未診断) である夫との間には多くの共通点がありますが、そうした行動や言動の理由を掘り下げてみると、まったく異なったものでした。

私自身も、自分はアスペルガーっぽいのかなぁ・・・?とふと思うこともあり、やはり類似する点は少なくないように感じています。

 

そう感じる共通点ってなんなんだろう?

なんで惹かれちゃったの?(自分を殴りながら)

 

SNSなどですこしのぞく限りでも、HSP発達障害の方が結婚してカサンドラ問題を抱えているケースってめちゃくちゃ多い気がしているのですが、思考を深く掘り下げるのが得意なHSPの方にとって、

新しい観点を知ることで新たな対策をとるきっかけになったり、ただただ心が軽くなるようなことがあったり、、、なにかしら参考になることがあればと思い、

わたしがモヤモヤから抜け出すに至った、超ざっくりとした考えを綴りたいと思います。

 

 

 

 90:5:5 の法則


専門家でもなんでもないただの私見ですが、わたしの肌感として、日本人はこのくらいのバランスなんじゃないかと思っています。

 

HSPでも発達障害でもない大多数の人(ここではそれ以外の多くのカテゴリーは一旦無視します)=90%
HSPとされる人=5%
発達障害アスペルガー/ADHD)とされる人=5%

 

市販のスナック菓子などに、ADHDなどの傾向を強める人口調味料などが使われているというのは、近年よく耳にする話です。しかも中毒性があるとなると、より手軽に手に入るようになっている今の時代、発達障害の傾向を持つ人が増えているというのは納得できる気がします。

 

また、爆発的な人口増加を起こしている国や、上記のような人口調味料への規制があまりない国などについては、相乗的に増えるのではないかと。なので、きっと国や地域によってもこうした比率が違ってくるのは当然だとは思うのですが、とりあえず今の自分の周囲の肌感としての 90:5:5 をベースとして話を進めたいと思います。

 

念のため、、、

「どちらが良くて、どちらが悪い」という話では決してありません。そこには「違い」があるだけで、善悪は一切ないと思っています。

 

HSPという立場での見方に寄ってしまう点をご了承の上、
どうぞお気軽にお読み流しくださいませ!

 

 

HSPでも発達障害でもない大多数の人(全体の90%)


それでは、偏りまくった 私見をつづけます。

 

このグループの人たちの主な特徴として、下記のような特徴が挙げられます。

 
・所属意識がほしい(群れていると安心)
・不安感から、陰口などで絆を深めることを好む
・世間体など気にしすぎて本当にやりたいことができない
・それゆえ、好きなことをやってる人を妬んでしまう
・でもなにかと言い訳しながらやりたいことはやらずに、群れることで気持ちを誤魔化しながら過ごす

 


なんか感じの悪い書き方かもしれませんが、、、決して全員が全員というわけではなくて。それでも自分の周りの人と話す中で、多かれ少なかれこういう気持ちでほとんどの人が生きているんだなという印象があります。

 

最近驚いたのが、こどもがたくさんいる友人男性が離婚したのですが、、、そんなにこどもを持つほど夫婦仲良かったはずがどうしたのかと聞くと、「元々ずっと夫婦仲は険悪だった。"父親になる" ということで、自信のない自分が社会的に認められる気がしていた」と話していたことでした。

 

これってきっと珍しいことではなくて、、、やりたいことが特にない、自分に自信がない、子供を持たないことがプレッシャーで子供を2人は持ちたい(そうすれば一般的に幸せな家庭とされるものを手に入れて、人と対等なステージに立てる気がする)、という人。結構、多いのではないでしょうか?

 

こうした社会的な同調圧力に順応していけることももちろんひとつの素晴らしい能力で、ナチュラルボーンで本当にそれが真の幸せな人もいると思うし、どれだけIT技術が発達して文明が栄えたとてそうした人が大半でないと種の保存はままならなくなるとも思っています。

 

私自身 かなりアダルトチルドレンな自覚があるので、そうした観点からの(冷めた)見方もつよいと思います・・・!

 

 

②③ HSP (全体の5%) と、発達障害 (全体の5%)


この2タイプ。人口に対する正確な割合はわかりませんが、どちらも少数派であることには間違いないと思っています。

 


さて。ここまでを踏まえて、なのですが・・・

 

 

思い起こしてみると。
たとえば女友達で、ものすごく自分のことを好いてくれて、気づいたら異様な独占欲を持たれ、休日の予定まで把握されたり、ほかの友人と仲良くすることに嫉妬されたり・・・

 

最後にはかなり自己中心的で意味不明すぎることでブチ切れられ、散々罵声を浴びせられ、、、、、

 

その後に「でも私たちは親友だもんね!」「もう今回のことでわかったよね!」「これからもずっと仲良しでいようね!」と、なんだか取り込まれるような形でケロッとまた元の人格に戻られる、みたいなこと、、、経験ありませんか?
(ちなみに相手が変貌した姿を一旦見てしまうと、わたしは恐ろしくなってそれ以上近づけなくなってやんわり関係をフェードアウトさせます、、)

 

わたしは結構、そういうケースを経験していて、、、なんでそういう粘着質な人に執着されてしまうんだろう?と思ってきたのですが、自分がカサンドラになって勉強してはじめて、そういう人たちって(おそらく)発達障害なんだという気づきに至りました。

 

つまり、HSP発達障害の人は、いずれも少数派ゆえ、大多数の9割とは相容れないという実感を持って生きているんですね。

 

そう感じるに至る理由はおそらく違っていて、

 
HSP:「だれかの陰口言って結束固めてるの、なんか異様だなぁ、、、自分が加害者になるのはやっぱりいい気持ちしないし、だからと言ってターゲットにされるのはいやだし、、、良心の呵責を抱えながら一緒にいるのもなんかもういやだなぁ、、、」(→孤独を好む)

発達障害:「仲良くなりたいんだけど、なんだかうまくいかないなぁ、、、なんでだろう、、、こんなに好かれようと頑張っているのに、、、なんで入れてもらえないんだろう、、、もうやだなぁ」(→結果、孤独になる)

 


ここでの違いというのは、おそらく
共感力がありすぎて集団がしんどくなるHSP」と「共感力がないために集団に入っていけない発達障害」であり、
それでいて、どちらも結果として集団からはみ出した孤独なポジションになるんです。

 

ここで起こるのが、HSP発達障害の人との出会い・・・
そして、発達障害の人の「自分のことをこんなに理解してくれる救世主(HSP)、ハッケーン!!!
からの、完全なる精神的依存・・・

 

こんなに分かってくれるのだから!好かれたい!尽くします!だから私のこと好きでいてよ!!裏切ったりしないでよ離れないでね!!!という、嫌われるのが怖いから尽くす好き好き攻撃。

 

HSP側としては、はじめは「なんかよく分からないけど特別好いてくれるいい人だなぁ」という印象からの、次第に募る不安感、そしてプライベートゾーンに侵入してくるもはや脅迫まがいの愛情の押し売り。。。(終盤はただただ恐怖)

 

これが、HSP発達障害の人がいずれも少数派であるがゆえの共通点、そして近しい関係になる理由なのではないかという、ざっくりした考察です。

 

 

まとめ:理解すればストレスは減る


発達障害の人といってももちろんケースは様々で、受動型アスペルガーの夫はまったくこういう感じではありません。受動型なんていう特殊なタイプの人がいることも知らなかったからこそ、自分と同じタイプなんだと思ってしまったわけですが、、、
(夫の場合、相手の意見を100%尊重して 聞き役に徹し、HSPタイプであるように装い続けているので周囲もそう思っています、、そして嘘の自分を演じるのがしんどいから集団を避けて孤独になることを選んでいます)

 

不思議なのは、HSPの親の元に発達障害の子がいたり、その逆のパターンだったり、
お互いが苦しんでいるような、なんだかうまくいかないなぁという取り合わせって少なくない気がするのですが、
なんだかそれって天命というか、今世での学びを得るための魂の配置みたいなものなのかなぁと最近思えています。(断じてスピってません笑。でもそういうのはちょっと信じちゃう。そうだと思った方がラクなのかも)

 

今振り返ると、これまでの人生で苦しんできたことのほとんどが対人関係で、しかもその相手っていうのは発達障害の人だったんだなぁと。。。
夫と結婚することで発達障害という特性を知り、そこから調べたりヒアリングを重ねすぎて、その思考や行動についての傾向やパターンを知ることができたので、

 

今は人とのコミュニケーションでも結構早い段階で識別することができるようになってしまって、そのおかげで「なるほど、それならしょうがない」と早めの諦めと迅速な関係の撤退を実行することができていて、家庭外では思考が負のループにはまるような重度のストレスは抱えることが本当になくなったように思います。
(もちろんゼロじゃないし、日々、世の理不尽さについて思いを巡らせてはいます。ちなみに家庭内でも完全に諦め撤退モードに入っていて、怒りが湧いてくることとかはもう皆無になってしまいました・・・)

 

重ね重ねのお伝えにはなりますが、人間、どういうタイプだから良いとか悪いとかの優劣はなく、そこにあるのは "相性" だけなんだと思います。
同じタイプの方の生きづらさを和らげるヒントになることがあればと綴っているので、同じようにHSPタイプと思われる、今世での消耗戦に励んでいる方の参考になりますと幸いです。

 

あ、冷えたビール置いておきますね。
来世に向けて励みましょう。(遠い目)

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!