【根深い】「私は幸せになるべき」問題と向き合ってみた

こんにちは。鈴山ミミーです。

 

「アスペ夫のせいで辛い・・・不幸すぎる・・・。」
「私の人生こんなはずじゃなかった・・・」

 

これを読んで頂いている方のほとんどが、過去形なり進行形なりで、
そんな絶望感を経験したことがあるのではないでしょうか?

 

私には「私自身の生まれ育った環境も相まって、夫に対してそういう感情を持っているんじゃないか…?」と思うことが時々あります。

 

今日は、そんな私が自分のなかに潜む観念と向き合い、「幸せに生きるための心構え」を再発見することで得た、
最近の悟りについて綴りたいと思います。

 

ちなみに、気付きのことを「悟り」と呼んでいます。
日常生活でここに至るまでに「おっしゃ、悟り開くか」ってくらいの紆余曲折があるからです。

 

 

 

 

「私は幸せになるべき」問題


私が思う、「この人のことが好き」になる基準。
それは、

 

精神的に甘やかしてもらえる
(多かれ少なかれ、依存できる)

 

ということであり、
詰まるところ、

 

誰かが私を幸せにしてくれる

 

というスタンスでいるのかもしれない。

 

自分が経済的、精神的に自立しているつもりでも、
人ってパートナーに対して、深層心理では

 

私はこの人に幸せにしてもらうつもり

 

でいるんじゃないかと。

そんなことを、夫との情緒的コミュニケーション不全に陥った時、ふと思いました。

 

私を幸せにしてくれると思うから。
口にはせずともそう期待しているから、
「好き」になってお付き合いするんです。

でもその先には、いつか期待を裏切られ、
何かしらの越えられない壁にぶち当たり、
悲しむことになる。

 

だって、私を完璧に満足させてくれる人なんていないから。

 

今までだって、
付き合った人とそうやって別れを選んできたんじゃないかな?
と思ったんです。

(もちろんフられたことだってあります)

 

たぶんアダルトチルドレンな私


私は21歳の時に、精神を少々病んでしまいました。

それまで完璧だと思い、進んできたエリート街道からの脱輪。
それを、人生の終わりのように感じてしまったんです。

 

まだたったの21歳。今思えば、なんだってできる歳なのに…!

私が未だに覚えている小学5年生くらいの時の記憶で、
近所のおばさんに、その家の子がやっている習い事を
「ミミーちゃんもやってみたら?」と声をかけられたことがあって。
その時につづけて、
「でもこれってみんな小さい時からやってるからもう遅いわね」
「それに体格も向いてないし、やめたほうがいいと思うわ」

そんなことを言われて、11歳の子供ながら
「もう私はこれから何かを始めるには遅いんだ・・・」
とショックを受けたのを覚えています。

 

小さい頃から、遠慮がちな性格だった私。

「あなたはできる子だから」と親から期待だけされて、
褒められることはあまりありませんでした。

できる子だから、褒めなくてもいい。
元々、他の子よりできるんだから。

 

親の愛情は、手間はかかるが愛嬌たっぷりの
下の兄弟たちに注がれていました。

「だってあの子たちの方がかわいいんだからしょうがないじゃない」

そんな身も蓋もないことばを親から投げられた時、

あぁそうか、ここ(家庭)はこういう理不尽な世界なんだ。

社会はもっと公平に、真っ当な判断をしてくれるはず。

だから私は決して腐らず、正しく、つよく生きよう。

 

そうして、「親から褒められることは期待しない」、
でも「誰の前でも間違えのないつよく優しい人間になろう」と、
完璧な人間を目指して生きてしまっていたんだと思います。

 

その頃から、私の中では

きっとこの苦難はいつか報われる。
こんなに頑張っているんだから、私はいつか幸せになる。

だって小さい頃からこんなに我慢して、勉強もスポーツもバイトも
全部ぜんぶ頑張ってきた・・・!
と。

 

私はいつか幸せになるべき、報われるべき存在

 

だと、思ってきてしまった。

 

そして、21歳の時。

今となってはもう軌道修正と捉えることができますが、
人生の岐路で「大失態」を犯し、

「あれ・・・?何のために生きてるんだっけ?」
「いつか死ぬのに、こんな思いして生きてる必要ないんじゃない?」

という、末法思想にちかい危険な鬱状態になってしまいました。

 

我慢して我慢して我慢して
それでも頑張ってきたのに、
なんで私ばっかり!

 

しかもここにきてこの仕打ち!

 

神さまあぁぁぁ!
わたしはココニイルヨ!!

多分、青山テルマが歌うよりも多く、
私は心の中で叫び続けていました。

 

しかし、誰もその状況を変えてはくれなかった

 

周りに、助けてくれる人がいなかったわけじゃないんです。

人生で本当に困った時って、
誰にもどうすることができないんだなと思いました。

 

「脱・アダルトチルドレン」の転機


この時、半年間病みに病んで、朽ちてしまった私

 

もう野となれ山となれ!
どうせ、いつか死ぬんや!と、

 

今までにも「やってみよう」「いつかは」と思いつつ、

でもいやだな、でもいやだからこそやってみるか?
親の反対?ええいもう死んだも同然の身よ・・・!

と、深層心理でやりたいと思いつつやれてなかったこと挑戦したんです。

 

そしたら、急に目の前がパッと開けて

 

これまでは、親の呪縛に負けないためにがんばっている自分がいた。

 

そしてこんな可哀想な自分は幸せになるべき
誰かが幸せにしてくれるべきだと。

 

でも、その時の挑戦で、

 

私の人生を幸せにできるのは私だけだ

 

と強烈に実感して、突然、親から受けてきたこれまでのことも
すべてがどうでもよくなり、

 

私は自分の人生の舵を自分で取ることができる
私はまさに自分の人生を生きている

 

という実感がしたんです。

 

そして先日、

今、受動型アスペルガーADHDの特性を持つ夫との間でのカサンドラ状態についても、

 

夫は他の誰よりも私のことを理解して、私を幸せにするべき

 

という気持ちが根底にあることに気付きました。

 

(ちなみに ”挑戦” については全然大したことではないのですが、挑戦するにあたって当時話した知人には「やってもう死ぬつもりなんだと思った」と後日言われました・・・。笑)

 

世代を超えるアダルトチルドレン養成問題


今思えば、私の親にしても、そのまた親(私にとっては祖父母)から受けた呪縛があり、そうした呪縛をみんな「下の世代に吐き出す」ことでしか前に進めないのでは・・・
と感じています。

 

自分の親にやり返すことなんてできないから、みんな子供に倍返ししちゃうのかもしれない。

 

まぁ、そうだとしても。

それって何も生み出さない、むしろ負の連鎖を起こしているだけ。

やってる人たちも「世代を超えて繰り返される仕返し」だけでなく、
やってしまう罪悪感や良心の呵責とたたかい、またそれを正当化して…と、
個人単位でも負のループにはまっていると想像できます。

 

私が思うに、これは

 

誰も楽しくない。そして、きっと誰も悪くない。

人間ってそういうものなんだと思います。

 

ただ、私は参加しない

私は私の意思で、強く、やさしく生きればいい

 

それに私は、そんなことに時間を費やせない。

時間っていうのは私の「」だから。

 

そう!これは私の素晴らしい人生で!

そんなことするために生きてるんじゃないから!

 

私は、私を幸せにするんだー!

 

これを心の中で叫ぶと、それだけで不思議と力が湧いてきます。

 

私が、私を幸せにする基盤はある


あと、夫について、今も変わらずいいと思うところ。

 

・純粋で、正直で謙虚
・私の生き方について絶対的応援団
 (以下、今は思い出せないので省略)

 

というところは、今もやっぱり変わらないし、なかなか居ない稀有な存在だと思っています。

そしてこうした夫のいい所が、発達障害の特性から生じる部分であるようにも感じます。

 

そう、私は私の人生を幸せにする環境にあるのです。

 

「いや、応援団というか干渉しないだけでしょう?」
「もっと積極的に理解して配慮してほしいんじゃないの?」

なんて思い始めたら、それはもはや相手を人間として変えようとすることであり、人格否定につながります。
そんなところまで求めても、そんな人はきっといない。(冒頭に戻る)

 

だから、夫と私が「関わる部分」でトラブルがあれば、その点については随時、上手に楽しくやれる対策をしていけたらと「今は」思っています。

これを書いている「今は」。

(気持ちの変動幅大きめです)

 

 

別れるか否か、何が自分にとって良い選択なのかは個別の問題だと思います。

そして、自分の選択がいつだって正解。

それは、今の自分」にとっての正解 でいいんだと思います。
一世一代の!・・・なんて力まずに。
人生は、自分が幸せになるための選択の連続、軌道修正の連続ですから。

 

「わたしにとって、人生で最大の目的はなんだろう?」

 

ぜひ、こちらの記事も参考にしてください。

suzuyama-mimi.hatenablog.com

 

 

今の私が、11歳や21歳の時の自分自身にアドバイスをするように、
20年後から来たあなたは、今のあなたになんとお願いするでしょうか。

 

自分で自分の人生を幸せにするため、

幸せになる覚悟」を持つために、

参考になる部分がありましたら幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!