こんにちは。鈴山ミミーです。
「このままでいいのか・・・別れるべきなのか・・・」
「もうどうしたらいいか分からない・・・八方塞がりだ・・・」
これを読んでいただいている方の中には、そんなどうしようもない気持ちを抱えてらっしゃる方も、少なくないと思います。
私も、そうした無間地獄のような気持ちになることが定期的にありました。
そんな葛藤から脱却するために。
今回は、悩めるカサンドラの皆さまは、まずはぜひ
脳内離婚をしてください という話をしたいと思います。
これは単なる、
離婚を想定して、備えましょう
備えあれば、憂いなし!
という呼びかけではありません。
私自身、この考え方を知ったことで、以前のような負の無限ループにハマることはほぼなくなりました。
ぜひ、以下をお読みいただき、参考にしていただけたらと思います。
脳内離婚のメリット
人は、どうしたらいいのか分からない状態にあると、ただひたすら悩み続け、神経を摩耗していきます。。。
「あーーもういやだ・・・夢なら覚めてくれ・・・」
と、もう100万回は祈りましたよね。
(私はたぶんその100倍は祈りました)
悩みすぎて、若干、思考停止に近くなることもありました。
このどうしようもない悩み。
きっと、なんだか色々積み重なりすぎて、もうすべてがいやで、
別れるかどうかに行き着くまでのことを把握していないというか
もう考えたくないし、どう考えればいいのかも分からない
から悪化していくんじゃないかと思うんです。
例えるなら、「箱の中身はなんでしょうゲーム」を想像してもらったら分かりやすいかもしれません。
(バラエティ番組でよくある、箱の中身が何かわからない状態で手を入れて、何が入っているか当てるあのゲームです)
あのゲームって、何が入ってるかわからないから、こわいんですよね。
中身が何か分かっていれば、苦手なものだったとしても、そこまで怖がる必要はないわけです。
もっと言えば、そうだったとて、「適切に怖がることができる」わけです。
あの中身がわからない箱を、カサンドラの最後の手段、「離婚」と仮定します。
何が入ってるか分からない。
これ、めちゃくちゃ怖い。
ロクなものが入ってる予感がしない。。。
この状態でゲームするの、ただただ不安で、恐怖が増幅されていきます。
「ぎゃーー!手入れるの無理ーーー!(猛烈にジタバタ)」
っていう心理です。
中身を見ましょう。
中身が何か分かれば、
それをどうやって触ればいいか分かったら、
もしくは「絶対に触れないもの」だと分かったところで、
その時って、たぶんそこまで怖くなくなっているはずです。
それが何だか分かっているから。
ダメならだめで、どうしたらいいか考えますよね。
そもそも、なんでそうした無限ループのカサンドラ的な葛藤に陥っているかというと、
きっとご自身の性格として、
・これまでの人生では、自身の深い洞察力で課題解決してこれた自負がある
・献身的で、自分の心を守る防衛能力が低い
というところがあると思うんです。
相手の気持ちに寄り添って、
「どうにかしよう」
「離婚なんて考えちゃいけない」
「私のがんばりが足りないんだ」
とがんばった先にあるのは、
「こわいよーー!手入れるの無理ーーー!!!(猛烈パニック)」
です。
だからこそ、脳内離婚してもらいたいと思っています。
最初に書きましたが、
人は、どうしたらいいのか分からない状態にあると、ただひたすら悩み続け、神経を摩耗していきます。
・今、自分が抱えている葛藤は、そもそも抱えるべきことなのか?
・それを手放したら、なにが起きるのか?
・そもそも自分はどうしたいのか?
こうした掴み所のない葛藤が、脳内離婚をすることで、状況を把握して、さらには自分自身のしあわせのための課題が見えてきます。
「離婚」というワードのせいでなんだかネガティブな印象を受けて拒否反応が出そうですが、この作業、状況が好転することしかないと思っています。
以下に、具体的なやり方と例を挙げて説明します。
騙されたと思ってやってみるのがミソです。
具体的なやり方
ステップ1. 離婚したあとの状況を具体的に想定する
ステップ2. その時に起きること、やることを書き出す
ステップ3. それぞれについて対応を考える
参考までに、わたし(30代後半、子無し夫婦)の場合、こんな具合で脳内離婚しました。
ステップ1:離婚したあとの状況を具体的に想定する
○ひとりで生きていけるよう、自分で稼ぐ
(今は経済的に夫に頼っているため)
○引越しをする
(今は夫が購入した家に住んでいる)
○再婚相手を探す?一生独身でいたい?
次に、それぞれで想定されることを書き加えていきます。
ステップ2. その時に起きること、やることを書き出す
○ひとりで生きていけるよう、自分で稼ぐ
・在宅ワーク?もしくは会社勤務?(生活費+αはいくら必要?)
○引越しをする
・どこに住むか決める(仕事による)
・引越し費用と白物家電の購入費用、家賃が必要(いくら必要?)
○再婚相手を探す?一生独身でいたい?
・子供が欲しかったら再婚相手探したい(そうでなければ一生独身でもいい)
○ひとりで生きていけるよう、自分で稼ぐ
・在宅ワーク?もしくは会社勤務?(生活費+αはいくら必要?)
→今の在宅仕事は続けたい。それにプラスして別の在宅ワークが理想的
→必要な生活費の確認、求人のチェック
○引越しをする
・どこに住むか決める(仕事による)
→在宅ワークをプラスできるなら、他県でもOK
→住みたい場所をチェック
・引越し費用と白物家電の購入費用、家賃が必要(いくら必要?)
→相場をチェック
○再婚相手を探す?一生独身でいたい?
・子供が欲しかったら再婚相手探したい(そうでなければ一生独身でもいい)
→やりたい仕事ができることが最優先、あとは出会いがあれば
ここまできたら、ざっくりではありますが、
・まずは仕事を探して、仕事に合わせて家を探す。
・新しい出会いについては、当面考える必要なし。
[ 課題 ]
お金に困らないよう、十分に稼げるやりたい仕事を見つける
その対象が何者なのかが分かってきて、落ち着いて未来を考えられるようになります。
生産的な思考を巡らせることで、不要な怒りや悲しみがこころに入る隙がめちゃくちゃ減ります。
これを深めていくと、人によっては、
例えば、
「あ・・・もしかしたら今の生活に不満はないかもしれないから、これを捨てていきなり出ていくくらいならもうちょっと夫と向き合って、夫のこういうところを改善してもらえるように働きかけよう・・・」
とか
「やっぱ別れるべきだわ・・・善は急げ。何県に住も。持病を考えて、まずは病院のリサーチはしておこう 」
とか
「急には無理だけど、また限界が来たときの備えが必要・・・資格の勉強でもしよか・・・あ、これ面白そうやん。とりあえず資料請求。(ポチッ)」
とか
「こどもを連れて行くとなると、住むところ重要・・・あの校区じゃなきゃいやだから通える会社の求人見てみよう・・・てか養育費の相場ってどれくらいなんやろ・・・(鬼検索)」
とか。
ほんと、ものすごく現実的にイメージすることが重要・・・!
ですが、それができれば、
なんだか不安で、思い悩み続けるだけの自分からは、脱却できるのではないかと。
そして、ここまできてやっぱり別れるという決断に踏み込まない方には、
やっぱり何か、
・別れるに至らないだけの理由
・今のままでいた方がメリット
があると思うので、
離婚という選択肢についてはもう考えることはやめて、
「悩みへのアプローチを具体的に考える」という次のステージに進めるのではないでしょうか。
[ 参考:私が離婚に踏み切っていない話はこちらです ]
いや、でも、分かってます。分かってますよ。
カサンドラがそんなきれいごとではないことは。
それでも、今の場所でずっとぐるぐると思い悩んでも、なにも生み出しません。
さきほどの「箱の中身はなんでしょうゲーム」で例えたように、
離婚についてよく考えずに離婚しないでいるのと、
離婚を想定して考え抜いた上で離婚しないことは、
なんとなく現状維持を続けているだけなのか、
熟慮した上での、意思のある選択なのか、
という点で、
一見、同じようでいて、全然ちがうと思うんです。
今、立っているところから一歩、何かの拍子で飛び出すことで、
急に状況が変わることだってあるんじゃないかと。
それは、状況ではなく、物の見方や 考え方ひとつなのかもしれません。
もうこんな自分がいやだ!こんな毎日がつづくのはいやだ!(でも一体どうすれば!)
という方には、ぜひお試しいただきたいと思います。
実際、わたしは「どう転んだってしあわせに生きられる人生」を設計しようと、
心の中の「非生産的な葛藤」が入っていた場所に、「しあわせな人生のためにやることリスト」を少しづつ入れていくことで、
どうしようもない不安な気持ちに駆られることが激減しました。
おすすめ書籍
今回の脳内離婚についてですが、
何ヶ月か前にこちらの「道は開ける」を読み、
「悩みに対して具体的な行動計画を立てる」
というアプローチを知り、実際に "脳内離婚" を通してやって見たところ、なるほど!と私自身、実感できたので今回綴ることにしました。
この本、悩みや不安を解消するためのいろいろなアプローチ方法や、
あとは、そうやって
ただ悩み、人生を無駄にした人の話がめちゃくちゃ載ってます。
同時に、そこから変われた人の話も載っているので、
「うわ・・・こんな人周りにいるけど、もしや私も・・・」
「こうなると思うとゾッとする・・・変わろう・・・」
と、重い腰を上げるきもちにさせてくれます。
序盤は、翻訳本 独特の読みづらさがありますが、ノッてくると止まらなくなる系です。
同じ本、同じ言葉からでも、人によって受け取り方や、そこからの解釈は千差万別。
世界中で長年読まれているロングセラー!とかいう謳い文句はあまり好きでは無いのですが(汗)、
内容が、実在の人物の体験をベースに構成されているため、
哲学的なきれいごとの羅列ではなく、すこし泥臭くて実践しやすいと思います。
読んだことがないという方は、レビューもご一読の上、ぜひご検討いただけたらと思います。
今後、世の中がどうなっていくのか、気になるところですが。
すこしでもこの記事が、気持ちが前向きになる助けになりましたらうれしく思います。
本日も、皆さまお疲れさまでした。
どうぞ、どうぞご無理のありませんようお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!